電磁波のことについて調べていると「エレクトロスモッグ(ElectroSmog)」という言葉を耳にすると思います。
このページではエレクトロスモッグの意味や影響、対策などについて詳しく解説します。
エレクトロスモッグとは?
エレクトロスモッグとは、身の回りに存在する人工的な電磁波のことです。
「エレクトロニックスモッグ(ElectronicSmog)」と呼ばれることもあります。
電化製品、電線、携帯電話といった様々な物から生じる無数の電磁波を、有毒な煙(工場からの煙、タバコの煙、自動車の排出ガス、光化学スモッグなど)に例えています。
エレクトロスモッグの具体例
エレクトロスモッグの具体例として以下のようなものが挙げられます。
- 家庭内の家電製品全般
- 携帯電話の無線基地局
- Wi-Fiルーター
- 5Gタワー
- 高圧送電線
- テレビ送信アンテナ
- 衛星通信地上局
など、屋内・屋外問わず、これらから発生する電磁波(電磁界)すべてがエレクトロスモッグなのです。
電磁波や電磁界について詳しく知りたいなら電磁波とは何か簡単に解説!電磁界とはどう違う?を参考にしてください。
どんな影響があるの?
エレクトロスモッグは人体に対して以下のような影響を与えると考えられています。
- めまい
- 頭痛
- 皮膚の発赤
- 吐き気
- 動悸
- 集中力の低下
- 不眠 など
これらの症状を総じて「電磁波過敏症(EHS)」と言います。
エレクトロスモッグは人体に悪影響を及ぼすとされていますが、症状には個人差があります。
また、エレクトロスモッグと諸症状の関係性が科学的に証明されている訳ではないことを理解しておきましょう。
電磁波の影響について分かりやすくまとめたのが電磁波(EMF)の人体への影響は?【初心者でも早分かり】です。
エレクトロスモッグの対策
エレクトロスモッグの対策を紹介します。
家電製品から距離を取る
最も原始的ながら効果的な対策です。
とくに就寝時に家電製品から距離を取るようにしましょう。
具体的には、寝室には家電製品を置かない、スマホを持ち込まないといった簡単に出来ることから始めましょう。
就寝時の対策を奨める理由はふたつあります。
- 就寝時は同じ場所に留まってほとんど動かないため
- 寝ている時はリラックス状態にあり抵抗力が下がるため
他にも、電子レンジを使っている時は1mくらい離れることや、パソコンやWi-Fiルーターから離れることも有効です。
使用しない家電はプラグを抜く
身の回りにある使っていない家電製品のプラグを抜きましょう。
例えば、使用していない時間の方が長い家電製品の、電子レンジ、洗濯機、乾燥機、ヘアドライヤーなどはプラグを抜いておきましょう。
家電製品は、電源が入っていない状態であっても、プラグが差し込まれているだけで電界が生じています。
簡単にできるエレクトロスモッグ対策としておすすめです。
電磁波対策グッズを使う
エレクトロスモッグに有効とされる電磁波対策グッズもおすすめです。
具体的には以下のようなグッズがあります。
- EMF Safe Haven
- 電磁波除去シール(ステッカー)
- シリコンラバーバンド
- アーシングマット
なかでもアメリカで注目されているEMF Safe Havenは、手軽に広範囲の波長を整えてくれるグッズなのでおすすめです。
詳しくは部屋に簡単設置!電磁波対策におすすめのEMF Safe Havenを参考にしてください。
まとめ
エレクトロスモッグは私たちを取り囲むようにして存在する電磁波のことです。
人体への影響が軽視されがちですが、確実に存在しているため出来るだけ対策を講じましょう。
ご紹介した対策を参考にして、まずはエレクトロスモッグを減らす工夫から始めるのがおすすめです。